読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ShanShanの備忘録

中国生活4年目で日々思うこと

ホームシック

中国生活

 

ホームシックにかかってしまった。

 

人生三度目のホームシック。

 

一度目はカナダでだった。学校から帰ってきたらあるはずの玄関のドアが無くなっていて泥棒に入られたことに気づく。枕をかかえ友達の家に転がり込んだ夜だった。

 

二度目のホームシックは初めて中国に来た時。

『それいつのん?』と聞きたくなるくらい古びた三輪車におっきい発泡スチロールを荷台から大幅にはみ出し、3メートルくらい積み上げて立ちこぎしているおじさんを見てしまった時。えらいところに来てしまった。こんなとこでやっていけるだろうかという不安に押しつぶされそうになった。

 

そしておとつい。時間があったので日本のみんなはどうしているのかと気軽な気持ちで連絡したのだった。画面に映ったのは日本の正月のまったりした光景。「笑ってはいけない」が最高におもしろかったとか、駅伝で神野大地が走るとか、紅白がどうのこうの。笑顔でフェイスタイムを切った途端、なんとも言えない孤独感がわたしを襲った。

 

中国生活にも慣れた今、ホームシックにかかるなんて思わなかった。

なぜわたしだけ中国でひとりなんだろう。わたしも「笑ってはいけない」で笑いたかったし、「相棒」観たかったし、箱根駅伝も観たかった。お寿司食べて、古本屋行って、家族でイオンをブラブラしたかったよ!

 

こんな時は仕事だ。仕事に打ち込もう。

そう息巻いて仕事に向かい外を歩いていたら上から火の粉が降ってきた。そういえばみんなが上を見上げている。何かと思いわたしも見上げてみると真上の高架でサンバイザーみたいなお面を被った作業員が鉄筋を接合していた。

いやいやいや、下に人いっぱいいてるから!

 

大粒の火の粉がポタポタと落ちてくる。それでもみんなはタイミングを見計らい、いちにのさん!で横断するのである。中国人は強い。たくましい。

 

わたしもホームシックにかかってボーっと道を歩いている場合ではなかった。中国の道はホームシックにかかっている人にも容赦ない。日本に思いを馳せさせてもくれない。しかし、これが一番の薬かもしれない。

 

気持ちを切り替え、明日もがんばって生きる!