ShanShanの備忘録

中国生活6年目で日々思うこと

シャワー

 

日本に帰ってびっくりすることがある。

シャワーの水圧である。

 

これは中国あるあるでもあるし、海外あるあるでもあるのかもしれないが、水圧が弱い。日本の家に帰ってシャワーを浴びると「こんなに出てくれるの?」と感動するのである。

 

今の家は20階だてマンションの19階。なのでポンプのポテンシャルから考えると厳しいところに住んでいると言っていいと思う。前住んでいた家のシャワーは日本のには劣るがまだマシであった。今のシャワーヘッドからは3本しか水が出てこない。悲しいことに水の線を数えることができるのだ。

 

引っ越してきた当初はシャワーヘッドのせいだと考え、付け替えてみたが結果はほぼ同じ。一番調子のいいやつでマックス3本なのである。なので毎回体を移動させながら洗う。しかし、先日も書いたが慣れとは怖いものである。最初はシャワーを浴びた気がしなくてここを借りたことを後悔したが、今は自然と身体を動かしながら右手で蛇口を左右に振って温度を調節し、左手で髪を洗っている自分がいる。

ただ、身体に付いた髪の毛がいくら振り払っても水圧が弱いため全然ながれなくていまだにイラッとするが。

 

こんな調子で日本に帰ってシャワーを浴びると予想外の水量で溺れそうになるのである。柔らかい細い線が何本もシャワーヘッドから飛び出してきている。そして温かい。思わず『わぁーーーー』と高い声が出てしまう。

 

そして日本からこちらに戻って来た時は、頭に3本の重たい感触をボトボトと感じ、あー、帰ってきたなぁと実感するのである。

 

日本の当たり前に感謝できる中国生活も悪くない。

 

 

と思うようにしている。