ShanShanの備忘録

中国生活6年目で日々思うこと

放置

 

バスに乗った。

わざわざ言わなくても毎日乗っている。いつもバスの話題。

 

昨日の記事にも書いたが至る所で工事がなされていて渋滞を引き起こしたり、めちゃめちゃ歩きにくかったりするのである。

しかし主要道路では警察官がしゃもじ型標識(昨日の記事ご参照ください)を手に出動したりして、交通整理を行っている風である。

 

さて、今日は終点からバスに乗ったので、いつもの最後部座席にゆったりと座り、外の海を眺めているとカーブに差し掛かった。前方には三角コーンが立っていて道路がふさがれていた。どうやらここも工事中である。しかし作業員はいない。

片側一車線の道路でカーブ。通過するには反対車線を通らねばならない。バスは減速することなく、そのままのスピードでカーブに差し掛かり通過するのである。

 

思わず横の手すりを握り息を止める。

片側一車線の道路の片側が通行止め、カーブで反対車線は見えていない。減速なし。怖すぎやしませんか?こういう所こそ警察官がいるでしょうよ。こういう時はトランシーバーで連絡しながら赤い旗もって片側止めて、どうぞ~てしてくれるものだと思っていた。待ってもらってた車には手を挙げてありがとうってするのが当たり前だと思っていた。

 

ここでは放置という手段をとるようである。

そしてバスの運転手も恐る恐る確認しながら進むのではなく、反対方向からは来ないだろうと信じて猛スピードで抜けてしまえという何の確信に基づくのか理解できない策を持って突破するようである。

 

もう、しゃもじ警察官でもなんでもいい、誰か人をたたせてくれ!と心から願う。